僕から先生になったあなたへの手紙
こんにちは。
お元気でしたか。
少しは、先生の仕事に慣れましたか。
きっと、毎日の仕事を
あなたは一所懸命に
取り組んでいるのでしょうね。
授業準備に、
部活指導。
生徒の悩み相談もあれば、
進路の相談もある。
保護者からの、毎日の問い合わせ。
それと、保護者からも、相談の電話。
分掌業務、
会議資料の作成、
新しい教育課程のシラバス作り、
教育委員会からのアンケート依頼に、
文部科学省からも調査の依頼があったり。
教育委員会が主催する研修会もありますよね。
それから、
地元の方と、交通安全の旗振り。
数年に一度、地区大会の当番校業務もありますね。
これでもか、というくらいやることが多くて、
大変だと思います。
僕は、10代の頃から
教育業界で働いていますが、
先生という仕事は、
苦労も本当に多いですよね。
でも、
卒業生を出したとき、
卒業生と再会したとき、
一番の幸せを感じられる、
とても、やり甲斐のある仕事です。
僕が、塾の先生をしていたときの生徒も、
私立高校で働いていたときの生徒も、
公立高校で働いていたときの生徒も、
みんな、僕の、
たからものです。
先生の仕事はどんどん忙しくなってますね。
24時間営業の仕事。
どんなときでも、『先生』になる必要が
あるかもしれません。
もし、子どもに何かあったとき、
最初に、保護者が頼れるところが、
先生だから。
僕があなたと同じ年齢のとき、
24時間でも
36時間でも働ける、
って思ってました。
それが仕事だって、
それが先生だって。
だから、気をつけて欲しいです。
先生のココロも、カラダも、
元気がないと、
生徒の《助けて》が聞こえなくなります。
あなたは、まだまだ若いし、
勢いがあるから
大丈夫と思うけどね。
僕は、今は、ようやく
ライフワークバランスを考えて、
生きるようになりました。
ちょっとだけ、少し昔話をします。
僕が学生の頃から路上ライブをしていた、
ってことを覚えていますか。
あなたも、こっそり見にきてましたね。
先生の仕事がとても忙しくなって、
趣味の時間が、
ほぼゼロになって、
ギターを弾いたり、
曲を作ったり、
そういう時間を作れなくなりました。
20年近く。
だけど、
また弾き語りを再開しました。
配信アプリを使って、弾き語り。
世界中の弾き語りをしている人と知り合いになりました。
作った歌をお互いに聴いたり、
作った歌のコードをもらって、
僕も歌ったり。
なんだか路上ライブのときと同じ感覚で、
音楽を仲間と一緒に、
また、楽しむようになりました。
今は、仕事も、自分の時間も充実してる、
って感じています。
そうそう、
あなたが学校の先生として、
生徒のために頑張っている、
という話を聞きました。
あなたが、
先生としてどのような生き方をするのか、
僕も楽しみです。
もし、困ったことがあったら、
いつでも連絡くださいね。
僕、キャリアコンサルタント
という国家資格を取得して、
話を聞いて、
カウンセリングを通して
ときどき、コーチングもして、
仕事で困っている人を支援するようになりました。
僕があなたと出会ったときは、
ただの『先生』だったかもしれません。
もしかすると、
今もあなたにとって、
僕は『先生』なのかもね。
僕にとって『先生』は、
尊い仕事だし、
誇りを持って生涯続けられる、
そういう仕事だと思います。
あなたにとっても、
『先生』という仕事が、
そうであることを願っています。
趣味とかの時間も大切にしてくださいね。
これからも、よろしくお願いします。
したっけ、またね。
太田みのる
cc.くつひも
教育系キャリアコンサルタント
プロフィール
先生応援|中高生進路支援|副業教材ライター|元進路指導主事|北海道|ブログ|弾き語り|音声配信《Radiotalk とスタエフ》|国家資格キャリアコンサルタント|キャリアカウンセリング|不登校の親|10代から教育の道へ:塾⇒私立高校⇒公立高校⇒私立高校・CC|3年ほど月刊誌で教育エッセイを定期連載してました
